会頭挨拶

 

                                                     
                                          

 

マレーシア日本人商工会議所(JACTIM)は、会員企業数約600社を擁する在外日本人商工会議所です。1983年設立のJACTIMは、日系企業各社の諸先輩方々の並々ならぬご尽力や日馬両国政府からのご支援により、マレーシア産業界における確固たる地位を築くとともに、日系企業の有用なビジネスセンターとして、同国の経済・社会発展に貢献し、日馬の架け橋の役目を果たしてきました。

さて、昨年11月、マレーシアにて開催されたASEAN首脳会議にて「KL宣言」に署名がなされ、ASEAN共同体が年末に発足致しました。議長国としてマレーシアは、その強いリーダーシップを持って一大事業を取り纏めました。諸課題を残すものの、「経済」「政治・安全保障」「社会・文化」を主要な柱としてASEANを一つの共同体とみなすこの試みにより、域内の6億人超の人口とGDPの総額が約300兆円の経済圏が誕生しました。また、マレーシアは次期経済5ヵ年計画として「第11時マレーシア計画」を纏め、2020年の先進国入りに向けて邁進を続けております。 

その一方で、2016年のマレーシア経済は、世界経済の急激な減速や原油価格の低迷に伴う影響を受け、景気の下支えと資金流出の抑制が喫緊の課題となっています。日系企業にとって懸念される動向として、外国人労働者に対する政策の強化が挙げられると共に、財政の悪化を補うために、徴税の強化方針も打ち出されました。 

こうした中、JACTIMは、マレーシア政府と高官レベルのダイアログや政府関係機関との様々な交流を重ね、緊密な関係を築いております。この関係を活かすためにも、我々のビジネスの現場からの要望、問題点を一つ一つ拾い上げ、政策提言活動に繋げて参りますので、是非会員の皆様方から、色々なお声をお聞かせ頂きたいと考えております。

そして、会員企業のビジネスの側面支援となる魅力的な活動や有益な情報の提供を実施して参ります。特に、日系企業をはじめ、マレーシア国、そしてマレーシアの人々が相互に利益を享受する「ウィン・ウィン・ウィン」の関係を築けるよう、広くマレーシア社会の他機関・団体との提携も視野に入れ、活動を展開いたします。

また、JACTIMJACTIM FOUNDATIONを通じた文化・教育・社会分野への社会貢献活動が、日マ相互理解の一助となるべく努めて参ります。 

近年の日系企業の活発な投資と進出により、会員も増加傾向にございます。今後とも精一杯頑張って参りますので、引き続きご支援および積極的な活動へのご参画を賜りますようお願い申し上げます。

マレーシア日本人商工会議所
会頭 外処 敏彦
20165